大平俊介の大学受験勉強法マニュアル 数学編 評判・口コミ
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大学は高等教育機関なのだから、一定以上の学力がなければ入学しても意味はない。しかし、大学入試という制度が高校生の勉強の機会を奪っている事実がある。それに大学とは研究機関でもあるが、上から与えられた問題を時間内に正確に解く力だけで高度な研究を遂行する能力が測れるはずもない。ただ、試験問題が全く解けないようでは、やはり大学に入っても講義内容が分かるまい。そこで、大学入試センター試験を「大学入学適性診断テスト」に作り替えて、大学の講義について行けるかどうかを診断するだけにしてはどうだろうか。このテストは、大学に入学を希望する者全員が受けなければならないが、極端な話、このテストで0点を取った受験者であったとしても、いずれの大学もこの者の入学を拒むことはできないものとする。これはただ、大学生が備えていて然るべき高校程度の国語・社会・英語・数学・理科の知識があるかないかを判定するだけのものであって、これまでのように入学者選抜のためのものではない。
しかし、大学や入試センターはこのテストの結果を元に、成績の悪かった受験者に入学しないことを勧奨することができるものとする。大学生たるに相応しい学力がない者が入学しても、結局は講義について行けずに留年したり退学したりして、入学金や授業料ばかりか貴重な時間が無駄になってしまうこともあるからだ。この問題は最終的には入学者の自己責任に帰せしめることになるが、大学では既に学生を一人の立派な大人として扱っており、このような制度にすることに違和感はあるまいし、大方の了解は得られるものと思われる。このような「試験」制度に変えることによって、高校生はこれまでのように狭い範囲の中等教育で1点でも多く点を取るための努力をすることから解放され、大学生・社会人により相応しい広く深い知識を得るための機会が与えられるようになるだろう。本当に実力のある人材がより注力して勉強すべきは中等教育かそれとも高等教育なのかは、考えるまでもないことだ。
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